「ピルの真実−女性の体の危機−」知って驚くびっくり事実!
*知って驚くびっくり事実!シリーズは、オーストラリア・クイーンズランド州の日本語新聞「SCT」に連載されているラッセル和代の痛快健康コラムで、世界の最新の研究やリサーチに基づいて分かりやすく書かれたものです。
2月21日、スウェーデンで最もメジャーな新聞の一面に、ピルに関するショッキングは記事が掲載されました。タイトルは「ピルで私の心臓が止まった」。
ピルは避妊や生理痛の軽減、月経不順の改善などの目的で使用されていますが、近年その危険性も指摘されています。新聞の一面を飾った彼女の記事はこのような内容でした。
「この17歳の女性は、生理痛で病院に行きピルを処方された。服用を始めると、知らない間に体の中で血が固まり、5ヵ月後に急に足首が腫れた。病院に行くと捻挫だと診断されたのだが、実際には捻挫ではなく、体の中の血が固まり血栓になっていた。そして肺にも血栓ができ、ついに心臓が止まってしまったのである。ヘリコプターで救急病院に運ばれて大手術の結果、一命を取りとめたが、捻挫だと診断した医者は誤診したことを訴えられた。」
ピルと一言で言っても、ホルモンなどその含有成分の濃度によって、高用量、中用量、低用量などに区別されています。処方されるピルによっては、それほど大きなリスクのないものもあるかもしれません。しかし、この新聞の女性の例のように、静脈や動脈の中で血液が固まる血栓という重い副作用を招くリスクもあるのです。もちろん血栓が起きた場所によっては死亡することもあります。
また、ピルの服用とガンの関係も忘れてはなりません。ピルを服用することによって乳癌や子宮頸癌の確立が明らかに上がるという研究結果も出ていますし、1999年には、世界保健機構の付属機関である国際ガン研究機関でピルの発癌性について調査した報告書が出されています。 また心臓病や肝腫瘍、頭痛、うつ病などの確立が上がることも指摘されています。
ピルが世に出て始めてからまだ40年余り、研究の結果はまだ不十分で、安全だと信じるにはリスクが大きすぎるのではないでしょうか。
にきびの治療としてのピルの服用を勧めるドクターもいるようですが、もちろんそれも避けるべきでしょう。1997年、イギリスで17歳の少女が、にきびの治療(顔、腕、背中に中程度のにきび)でピルを服用し、1周期目(21日間)を終え、休薬期間の後、2周期目に入って3日目に呼吸困難で倒れ、死亡したという事例があります。死因は血栓症です。先の新聞の女性と同類の例と言えるでしょう。
私たちの体はひとつの宇宙のようなものです。ホルモンや免疫、神経などが、微妙なバランスを保ちながら私たちは生かされているのです。その宇宙の仕組みを人間が勝手に作り変えてしまえば、何が起こるかは、100%誰も分かっていないのです。女性の皆さん、自分の体を大切に扱ってください。
*以上は、SCTの2008年4月号に掲載されたものです。
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- [2008/04/15 10:18]
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